子どものおねしょ外来|田辺市の泌尿器科(おしっこの専門家)外来

おねしょとは

おねしょとは、夜間に寝ている間に無意識のうちに尿を漏らしてしまう症状のことをいいます。
日本夜尿症学会では、0~4歳の寝ている間に、無意識におしっこをしてしまうことを「おねしょ」と言います。
また5歳を過ぎても、無意識におしっこが出てしまう事が続く場合、「夜尿症」と診断します。
おねしょと夜尿症は、どちらも寝ている間に無意識におしっこをしてしまうことを言います。ただ違うのは、「年齢」にあります。
5歳以降の子供で、週に1~2回以上のおねしょが続くようであれば、夜尿症であると言えため、泌尿器科での診察対象となります。保育園やこども園などでは、おねしょに対して困る事は少ないのですが、小学生に入って「授業中におしっこを漏らしてしまう」「お泊り会でのお漏らしが不安である」等があるため、5歳以上のお子さまでお漏らしが続く場合は、泌尿器科の受診をお勧めします。

夜尿症の原因

膀胱が小さいため

子どもがおねしょをするのは、膀胱用量が少ない(膀胱が小さい)ことも考えられます。
膀胱は成長と同時に大きくなっていくため、次第に、膀胱尿に尿がためれるようになります。
4~5歳頃になれば夜にトイレに一度も行かなくても過ごせるくらいおしっこがためれるようになります。

ストレスによるもの

今までお漏らしをせず、トイレでおしっこが出来ていたのに、ある時からお漏らしをする回数が増えた場合、心理的なストレスが原因となっている場合があります。
人の感情をコントロールしている脳の視床下部は、自律神経と深くつながりがあるため、強いストレスを感じると自律神経のはたらきが鈍り、おねしょや夜尿症を引き起こしてしまうことがあります。
よくあるケースとして、子どもが大きくなると、夜尿症であることに対して自信をなくしたり、精神的なストレスを感じてしまいます。
その場合、更に夜尿症の治りを長引かせてしまうこともあります。

不規則な生活によるもの

夜寝る時間と朝起きる時間が乱れてしまうと、ぐっすり眠ることができません。
不規則な生活が続くと、睡眠不足やホルモンバランスが乱れてしまうため、上手く膀胱におしっこをためることができなくなります。
規則正しい生活リズムと食生活の見直すことで、おねしょや夜尿症の改善につながります。

治療方法

夜尿症の治療としては、最初に生活指導や行動療法を開始しします。
効果が乏しい場合には抗利尿ホルモン剤投薬または夜尿アラーム療法も追加します。

生活指導及び行動療法

就寝前にトイレに行くことや夜間の水分摂取の制限などを行います。

抗利尿ホルモン剤投薬

生活指導及び行動療法を進めていき、経過によって薬物療法を取り入れる場合もあります。
薬物療法では、尿を濃くして尿量を少なくさせる「抗利尿ホルモン薬」のほか、膀胱の機能を安定させて膀胱に多くの尿をためられるようにする「抗コリン薬」、 抗利尿ホルモンや抗コリン作用にはたらきかける「三環系抗うつ薬」などのうちから、年齢や夜尿症の状況にあわせて処方を行います。

夜尿アラーム療法

寝ている間のおしっこをアラームによって気づかせる「アラーム療法」があります。
水分を感知するとブザーがなるセンサーを下着につけ、寝ている間におしっこをしてしまうと、ブザーによる覚醒を行います。
おしっこをしたことを自覚することできるため、やがて夜間の保持できる尿量が増えたり、夜間の尿量が減少したりして、夜尿症を治すことにつながっていきます。

治療経過

夜尿の回数が2回だった子は1回に減る、時間も朝方になった場合は、もう少しで治るサインです。
大丈夫な日が増えたら、季節変動に注意しながら薬を減量・中止します。
旅行などで心配な場合は一時的に薬を飲むことも可能ですので、お気軽にご相談ください。
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